タイの日記

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前世の記憶

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ByTaitaimom

このブログを読んでいる方々は、犬好きが多いだろうから、
動物番組など、よく見ている方も多いことと思う。

わたしもタイが来る以前、犬猫の愛らしい姿を楽しみたくて、
民放テレビなどでよく放映されている動物バラエティ番組をよく見ていた。
(タイが来て以来、その必要がなくたったらしく、全く見なくなったが)

そういったバラエティ番組の中に、動物の言葉を解するという外国人の女性が、
飼い犬の気持を通訳するというシリーズがあった。
テレパシーのようなものを使って犬とコミュニケーションを行うというその女性の言葉に、
わたしはそんなはずはないだろうと思いながらも、
(単に番組作りがうまいだけかもしれないけど)なんだか全部つくりごととも思われない気がした。
そして、何よりも、動物と会話ができるということ自体が、なんだか夢があって楽しかった。


今、わたしは毎日、以前は考えられないくらいたくさんの犬とふれあっている。

タイとなんて、日がな一日中一緒にいて、なんだかんだやっていて、
ある程度意思は通じ合っている感じがしているし、タイが考えていることも大体予想がつく。
しかし、タイの言葉が、人の言葉として聞こえてくることはない。

いや、・・・なかった、のだ。



それは、ある日(っていうか昨日だけど)突然、思いもよらないところから始まった。


「ねえ、タイちゃんのママ」
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ええっ?

エリスちゃん・・・!?
しゃべってる!

「あたしの前世、聞いてくれる?」
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しかも、前世?

エリスちゃんの言葉は、頭の中にじんわり響いてくるような感じで聞こえてくる。
わたしは、思わず、あたりを見回したが、誰も何も聞こえないようだ。

エリスちゃんは、問わず語りにしゃべり始める。

「あたしね、今のあたしに生まれる前は、シェパードっていう犬だったのよ」
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へええー

「すごーく大きい犬だったのよ。ほんとは警察犬になるはずだったの」
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「でも、わたしのその時のママ、訓練所に通うのが途中で面倒くさくなっちゃってね、結局ならなかったんだけど」

そうなんだー

「でも、あたしの産んだ子供は、何頭も立派な警察犬になったのよ」
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「なんとかっていう賞ももらったらしいわよー うふふー」

「もおー今はこんなチビッコにうまれちゃってさー、あたし、納得いかないのよ」
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「だから、せめて、おやつの時とか誰よりも先にもらわないと気が済まないんだ」

なるほどー、それでおやつ食べる時、誰か近くにいると怒っちゃうんだ

「あたしのパパとママ、あたしが小さい時はずっと、大きくなるぞー大きくなるぞーって言ってたから、あたし、ずっとその気だったのに」
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「気が付いたら、あれ?もうあたしこれで終わり・・・?って感じだったのよね」
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「でも、わんわんわんって本気で吠えれば、誰も他の犬なんかあたしの家に入れないし、」
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「別に大きくなくったって、大きい時と同じにみんな他の犬も接してくれるわね」

なるほどー
それで、自分の家に他の犬が(たとえ親戚でも友達でも)入ってくると威張っちゃうんだ

「まーねー」
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「ま、でも、パパもママもあたしのことすごくかわいくて賢いんだって言うわよ」
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「この間なんて、川向こうで、強盗強姦犯が脱走したとき、うちのパパ、
『エリス、誘拐されたら大変だから気をつけろ』とかママに言ってたわよ、笑っちゃうでしょ」


うん、その話は、みんな笑ってたね。

エリスちゃん、今までの話、すごく面白かったから、みんなにしてもいい?

「もちろん、いいわよ」
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エリスちゃんと話をしている間、わたしは平静を装うのに精いっぱいだった。

わたし、犬と話せるんだ・・・!

もしかして、話そうと思えば誰でも話せるんじゃないだろうか。
思い込みがその能力にブレーキをかけているだけで。


「はあ?ママ何言っとるの」(←とおそらく考えていると思われる)
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・・・でも、エリスちゃんが帰った後、
昨日はそれ以降、タイも含め、他の犬の言葉を聞くことはできなかった。





*****

そして、今朝、誰もいない河原をタイと二人で歩いていると、
向こうから、クールちゃんが。

「おっ タイのママ、おはようー」
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んん?クールちゃん、今しゃべった?

「おうよ」
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間違いない。クールちゃん、しゃべってる。
昨日のエリスちゃんと同じだ。

とにかく、会話をつづけなきゃ。
わたしは、焦って、話題を探した。

それで、昨日のエリスちゃんの話を思い出し、多少やぶれかぶれだったが聞いてみたのだ。

「クールちゃん、今のクールちゃんに生まれる前、前世はどんなだった?」

「ん?おいら?」
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「おいら、前はトイプードルだった。」

は?トイプー?クールちゃんが?

                             「そうよ」
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「白いかわいーいトイプーちゃんだったさー」
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そうなんだー
今じゃ、ジャイアントプー・・・いやゴールデンドゥードゥルだもんね。
じゃ、その時と全然感じが違うでしょ

「ん?別に」
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「同じだよー」
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同じってことはないと思うけどなー
あっ 今もダックスのカイトくんにマウントされてたんだっけ

(↓カイトくん、10歳)
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そういえば、パワフルな割には自分のこと小さいと思ってる節あるしなー
そうだ、黒ラブ嫌いは昔からなの?

「うん、黒ラブは前も追いかけられて怪我したっけなー、かわいいトイプーちゃんだったからね」
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「ま、でも今はけっこう楽チンよー、ぶんぶん走ってるだけで、みんな逃げてくれたりするからねー 大きいっていいよねー」
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なんだ、クールちゃん、そうは言ってもやっぱり自分のパワー知ってるんじゃん。



・・・クールちゃんと話していたら、なんとなくコツがつかめてきた。

犬の言葉は、両耳の奥のある場所にひびいてくるように聞こえてくる。
うまく言えないのだが、その場所にチャンネルを合わせるようにする、というか、
わたしも、その場所にひびかせるようにゆっくり言葉を心の中で言う感じにすると、
それがどうも相手に伝わるらしいのだ。



すると、ちょうどそこに走ってきたしゅんちゃん、
じゃあ、しゅんちゃんに聞いてみよう
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しゅんちゃん、しゅんちゃんは今の自分に生まれる前のこと憶えてる?
「えっ」
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「なんでそんなこと教えなきゃならないのさ」
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(走って行ってしまう)
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しゅんちゃん、
「何で心を開いてくれないのさー」
とつい、(心の中で)叫んだら、

「そんなのプライバシーだろうがー」

と遠くで叫び返された・・・
はいはい、すみませんね。



そうそう、まるちゃんとタイ、あんたたちはどうなのよ

「まるちゃーん、タイー」

    「なにー」
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                 「えっ ママ、しゃべれるの」
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まるちゃんとタイは、生まれる前、前世はどんなだったの?

       「えー」
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       「わかんない」
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えっ わかんないの?そんなことあるの?みんなわかるんじゃないの?
まるちゃんは?

           「んんっ あたし?」
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      「わかんないっ えへ」
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そうなんだ、
みんなわかるわけじゃないの
あんたたち、おぼえてないのかあ



後から来たフィオナちゃん、フィオナちゃんにも聞いてみるか

「フィーちゃん、今のフィーちゃんに生まれる前、前世はどんなだったの?」
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「えっ・・・」
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「えーと、えーと、それはあ、あれね、」RIMG0922_0130.jpg
「ここみたいに広くないところでえ、小さな公園?とかで毎朝夕、数人のお友達とママがおしゃべりしてたわー、ほらここにも時々ママが連れて遊びに来るあのダックスの子とか?」

うん、フィーちゃん、それ多分、ここに引っ越してくる前の話だね。
前世・・・じゃないかな。

「んん?」
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どうも、前世の記憶はある犬とない犬があるらしい。

今日はたくさんの犬が久しぶりに河原に集合してたから、みんなに聞いてみたかったけど、

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みんな遊び?に夢中で、わたしのことなんて眼中になかったりして、
なかなかインタビューも難しい。

でも、犬と会話、できるなんて夢のようだ。
ただうまくチャンネルを合わせるのはちょっと難しいところもあって、
できるときは、すすすっとスムーズに進むのだけど、
できないときは、しばらく聞く方も言う方もノイズだらけみたいになることもある。
でも、きっとたくさん練習すれば、この不安定さもなくなるだろう。

目指せ!アニマルコミュニケーター、
とりあえず、タイで練習することにしよう。



         (以上は、言うまでもありませんが、フィクションです)



*****
(おまけ)



きなこちゃん、きなこちゃんの前世どんなだった?

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って、聞いてみたら、ほんとに答えそうでコワいんで、

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やめときました。

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きっと、前世でもママと一緒だね








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