タイの日記

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4回目の桜

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ByTaitaimom

犬はみんな、褒められるととても嬉しそうな顔をする。
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朝、河原でそのことを話していて、
きなこちゃんも、まるちゃんも、嬉しい褒め言葉は「いい子ねー」だそうだ。
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タイは、断然「かわいいねー」だ。
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きなこちゃんもまるちゃんも、子犬の時から、
いろいろ人間との生活のルールを教えるために、褒めることを多くしてきたから、
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「よくできたねー、いい子だね」といってママが喜ぶことを、最上の喜びとするようになったのだろう。

「まるこー、おいで。」
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「なにー?ママ」
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その点、タイは、1歳を過ぎてからうちに来たので、何か特に教えなくてはいけないことがなかった。
当初から困らせるようなことをした記憶がほとんどなく、すべてが恐る恐るの様子だったから、
ちょっと羽目を外してはしゃぐようなことをしたら、むしろとても嬉しかった。

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タイが来たばかりのころ、
タイの頼りなげな表情と、生まれてから1年間の流転の運命を思って、
わたしたち夫婦は、多分とても可哀想に思っていたのだ。

だからきっと、タイのことを「かわいいねー、かわいいねー」と言って、
日がな一日撫でていたかもしれない。

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そこに存在するだけでキミはわたしたちにとって可愛い大切な存在なんだよ、
だから、安心して、
これからの犬生を楽しく幸せに過ごそうよ、
と、わたしたちは伝えたかったのだと思う。

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今、かわいいねーといって、とても嬉しそうな顔をするタイは、
そのときちゃんと愛情を感じてくれた証しなのかもしれない。

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ま、でもそのおかげで、今、強化するべき行動に対し「いい子だね」といって褒めても、
イマイチ、わかってるのかわかってないのかよくわからないし、
大体、タイにはきなこちゃんみたいな「わたし、いい子でいるわ!」的なケナゲなところが全然感じられないんだけど。

(ギャラリーがいて、すごいすごいの掛け声がかかると、ますますヒートアップするまるちゃん)
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(まるちゃも、実は褒め言葉、大好物です)
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          「えへー、踊りの後のメシはうまい!!」
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あれから3年、
少年だったタイも河原ではすっかり中堅どころだ。
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来たばかりのころ、いつも遊んでくれるやさしい子を探していたのは
今や昔になってしまった。
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                      「めも、とおじょーうっ!」
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今思えば、あの頃わたしはロングリードを知らず、
あまり遊ばせてあげられなくて可哀想なことをしたなあと思ったりする。
あんなに遊びたい時はほんの短い時期しかなかったのに。

「わらわらわら」
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         「おかしー、もっとおー、くれくれ攻撃ー!」
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昔今のようにフィラリア予防をすることすら一般的ではなかった時代に比べ、
今や犬の寿命は飛躍的に伸びた。

タイが来る前、年老いた犬を一生懸命歩かせて散歩をしている人を見ると、
「大変だなあ」と思ったものだ。
でも、タイがうちに来たその翌日、
頭と体を傾けながらやっとの思いで歩いている犬を連れている人に道で出会ったとき、
「ああ、あのくらいになるまでちゃんと一緒にいられるって、なんて幸せなことなんだろう」
と思っている自分に気が付いた。

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(ハナちゃん、今日は河原に行きますーと言ったそうだ)

何代もの犬の飼育経験のあるママたちの話によると、
子供時代、若犬時代、それぞれの可愛らしさはあるけれど、年取っていく犬を可愛いく思う気持ちは格別だそうだ。

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それは、胸の奥がつーんと痛くなる愛しさなのだという。

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(ハナちゃんとフィオナ、ラブとゴールデンだけどなんとなく面差しや体型が似ています)

人生のいろいろな場面を一緒に越えてきて、年を取ればとるほど、絆は強く深くなる。

犬はわたしたち飼い主の気が付かない感情にすら敏感に反応しそれに寄り添ってくれる。
絆が深くなればその度合いもますます深くなるんだろう。
そんな存在は、はたして他にあるんだろうか。


(年齢ははっきりわからないけど、産んだ子供の年齢から13歳を超えていることだけは間違いないノラちゃん。でも、びっくりするくらい若々しい毛艶です)
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(その時、突如めもちゃんとまるちゃんの間に割り込むしゅんちゃん)
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      「おしっこシャー」
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しゅんちゃん、
な、なんで、どういうことよ!?

「えへー」
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タイと3年の年月を過ごしてきた今、
ゆっくりゆっくり年取った犬と歩いている飼い主の姿を道で見かけると、
これまで彼らの一緒に歩いてきた年月を思い、胸が熱くなる。

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犬の時間は人間の4倍のスピードで過ぎる以上、いつかは必ず来る別れ、
その時はわたしたちの人生の一つの時代も一緒に終わるんだろう。
それを考えると、タイがどんどん大事になっていくことが怖いと思ったりもする。

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(エリスちゃん、めもちゃん、こむちぎゃんで「柴犬(ハーフ含む)女子かけっこ塾」はじまる)
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           「むむっ あいつら、大丈夫か!?」
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(勝手にかけっこ塾を(遠くから)監視するタイ)
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まあ、でもそんなこと考えても仕方ないんだろう。
今はただ、こんなにも愛する大事な存在がそばにいることを神様に感謝するだけだ。
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そろそろ河原の早咲き桜も5分咲きを越えるくらい
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今日は久しぶりの青空がきれいだけど、風はまだ冷たい。
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まだまだ、長く楽しみたいから、できればゆっくり咲いてほしい
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帰り道、まるで青空へ向かうような、公園への階段
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        「ほらほらー、ママたち、はやくー」
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明日もあさっても、変わらぬ毎日でありますように。

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みんな、また明日、河原でね。



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Comments 2

ユミグ〜  

1年たったね

リンが来て、忙しい毎日を過ごしていて
壺の中のハナには話しかけているけど、
写真を見ると、ぐっと来ます。
1年前なのに、遠い昔の様に感じます
感じようとしているのかもしれない。
写真見ると、引き戻されます。
昨日の事の様に。写真見せてくれてありがとう

2016/03/11 (Fri) 10:35 | EDIT | REPLY |   

Taitaimom  

Re: 1年たったね

色々なことが少しずつ変わっていく河原、
1年たつと見える景色が変わっているのに驚きました。
自分の毎日の楽しみとして書いているブログだけど、
こうして以前書いたものを読み返してみると、いろいろと思うところがありますね。

ハナちゃんがいた景色、つい昨日のことのようだけど、
リンちゃんが目の前で遊んでいるのを見ていると、
わたしもやっぱりちょっと昔のような気もします。

河原の記録、まだまだ続きます。
来年はリンちゃん、びっくりするくらいオトナになってたりして(笑)

2016/03/11 (Fri) 14:02 | EDIT | REPLY |   

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