タイの日記

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秋の河原で

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ByTaitaimom

秋の河原は、春ほど花咲き乱れる野にはならないけれど、
ふと足元を見ると、小さく可憐な花が群れて咲いていたりする。
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金平糖のような白ピンクの花をつけているこの花は、溝蕎麦(ミゾソバ)というんだそうだ
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花言葉は「純情」、
湿地に咲くタデ科の花、ソバの草姿に似ているということでこの名がついたらしい。

                 「むはー」
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               「なんだか~ここに~い・い・も・の~ある予感♪」
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      「なんじゃー?まるこー」
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         「ま、いいやぼくここで見てるから」       
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           「むほむほー」
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           「うーむ、上げてみたら思ったほど大物じゃなかった」
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           「よしもう一回」
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          「おおー、これは大物じゃーっ」
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「うわーまるこそれやめてーっ!」
なんだかぞろっとしたものを引き上げようとしているので、ママがあわてて制止をかける

   「ちっ」
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      「なんだーまるこおー、大丈夫かー」
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  「ふんだっ じゃ、タイ、行くよっ」
          「よしきたー」
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「まるこお、どうするう?何して遊ぶ?」
                    「そうねえーじゃとりあえずあっちに行ってみるか」
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「まるこー、おいでー」

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実は、まるちゃんは、呼ばれればちゃんとやって来る。
「しゃあねーなー」といった顔で、どんな時でもすたすた迷いなくやってくる。

一方で、タイは呼ばれても、自分の楽しみを優先し、まず来ない。
ロングリードをちょっと引けばすむことなので、わたしがあまり真剣に教えなかったということもあるけど。

しかしそんなタイでも、聞きつければあわてて走って来る言葉がある。
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それは、マルママの、「行くよっ」の言葉だ。
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本来その言葉はまるちゃんにかけている言葉なのだが、タイはその声を聞くと置いてかれまいとしてあわててついていく。
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だってほんとに置いてかれちゃうもんね。

まるちゃんとマルママは、タイにとっての河原における最小単位の部隊のメンバー、
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だから号令がかかればついていかなければいけないということらしい。

なんだかこうしてみると誰が飼い主なんだかわからん。
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隊長はまるちゃんかマルママか。

旅行先などでは、わたしの「おいで」や「行くよ」を決して聞き逃さず、ちゃんと側にくるのだから、
「わたしの言葉には従わない」というのともちょっと違う。
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いつも河原では、万が一のことが心配で、遊んでいるタイの後をついて回っているわたし。
タイを呼びつけるより、つい自分が先にタイのもとに行ってしまう。

タイにとって、わたしは置いて行かれる心配のない、何はなくてもいつも側にいてくれるママなのかな
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最初の頃は、当時まだいたいけな風情だったタイに不安を与えまいと思って頑張ったし、
こんなふうになるのは、当然の帰結ともいえるので、ま、しかたがない。

ところで、今、タイがふがふがしている土手に咲くこの花はまごう事なき野生の蕎麦の花。
花言葉は「あなたを救う」だ。
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今年はもしかして例年よりちょっと少な目かも。
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河原では、この秋の蕎麦の花のほかに、
春から夏にかけて菜の花、大根の花、ハルシャギクなど、一面に花が咲く。
でもその勢いは、年によって波があって、
ある年ものすごい勢いで土手を埋め尽くすくらい咲いていた翌年は、すっかり寂しい状態になったりする。

「なに、タイ、ここなんか匂う?」    「あっ」
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花には、次の成長のために肝心な時があって、その時に台風や大雨などで増水し根こそぎ流れてしまうと、
翌年のダメージにつながるようなのだ。

そうやって、河原の草木の分布は一方方向にのみ傾くことはないのだなあと感心したりする。

「なに?タイ、なんかそこあんの?」
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         「なによう、タイ、なにしてんの」
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          「ねえねえ」
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(まるちゃん、タイにぐいぐい寄っていく)
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「やったやったー、タイの、とったー」
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「えへへー」  (オニグルミ↓)
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「と、とられた、まるこに・・・」
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蕎麦の花とは逆に、今年のオニグルミは豊作だ。
毎年、その季節になると自転車で乗りつけて根こそぎ採っていくおじさんがいるのだが、
今年はそのおじさんも採りきれないくらいほどに、あちこちにオニグルミが落ちている。

 「ふんふんふ~ん♪あっち行ってゆっくりかーもう」
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             「いや、やっぱり足場はこっちのほうがいいわ」
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「むふむふー」
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(しかし、とうてい歯が立たないので、ほどなく飽きる↓)
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(なので、タイがもらう)
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                    「んんー?タイ、それさーあたしのくるみじゃんー」
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「ほらタイチー、もっと奥でかんでみ」
     「うんうん」            「じー」    
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                          「じー」
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                      「じー」
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                     「やったあーっ」
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(タイ、いたたまれずクルミを置いて退席)

    「えっへへー、タイのものはあたしものー、あたしのものはあたしのものー」
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                           「・・・・。」
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「なに!?」                    「いや、別に・・・」
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クルミの花言葉は、知性、知恵、はたまた謀略、そして野心。
タイ、最近はすっかりまるちゃんに弱いけれど、その点、もうちょっと野心を持ってもいいんじゃないかと思う今日この頃。


そして、河原を上がって、いつものスタバでコーヒーをテイクアウト。
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   「ママっ ぼくおりこうで待ってたよ」
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     「ママー、どれどれ、見せろー」
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そうはいっても、やっぱり仲のよいふたり。
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そういえば、河原では断然強気のまるちゃんも、
街中の人・車通りが多いところでは、タイの横にぴったりくっついて歩き、
タイはタイで時々落ち着かない表情になるまるちゃんの顔をぺろぺろっとなめてアシストしたりする。
その様を見ていると、このふたりはもしかして、ベルサイユのばらののオスカルとアンドレキャラなのかも!?
なんて思ったりなんかして。

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ま、ちょっと凸凹コンビだけどね、それがまたかわいいんだ。



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