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Taitaimom

Author:Taitaimom
2012年3月、保護犬のタイ(当時推定1歳)がうちにやってきました。
そこから始まる、タイとわたしたちの暮らしのあれこれについて。

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新・リーダー論

2015.12.01 23:15|by mom
今朝、キータちゃん(女の子・10歳)が、リンちゃん(5か月)と遊んであげていた。
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レスリングしたくてむしゃぶりついていくリンちゃんの相手をしながら、
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自分の遊び方である、ボール投げ遊びを教えてあげようとしている。
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レトリバーのリンちゃんなんだから、本来ボール投げ遊びは楽しいだろうし、
何かと大人の真似をしたがるお年頃、すぐ覚えるかと思いきや
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キータちゃんの期待むなしく、リンちゃん的マイブームのレスリングに持ち込みたがる
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しかし、決して怒ることなく、辛抱強くボール投げ遊びを教えるキータちゃん。

キータちゃんは女の子とはいえもう10歳だし、
河原ではいつも、生粋の猟犬らしくボール投げ遊びを一心不乱にしている印象が強いので
子供と遊んであげるというイメージがなかったのだが、
そこは、やはりこの三きょうだいの長女、
DSC08993.jpg
野犬のお母さんから生まれビビりまくりのこの黒白の弟妹を、立派に家庭犬に導いただけあって、
子供がそばに来さえすれば、いつでもちゃんと面倒を見ようという度量が備わっているらしい。

キータちゃんに限らず、河原にはリンちゃんの相手をしてくれるおねえちゃんがたくさんいて、
きなこちゃんも当然のごとくそのひとり。
DSC07740_20151203152918749.jpg
(11月16日撮影)

まるちゃんも気が向くと相手をする。

      「おしゃーッ」
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「わしゃーッ」
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                       「まるこさまの、必殺忍法フウジンガーッ」
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                「うっふふーっ!まるちゃん、次はー」
  「げっ アンタ、まだやんのっ!」
DSC07984 (1)
(以上4枚11月19日撮影)


最近読んだ記事で、ヨーロッパの最新の学術論文の複数が、
犬の群れのリーダーはボトムアップで決まるという研究結果を出しているというのがあった。

そこでいうリーダーというのは、群れを統率している者という意味で、
移動や狩猟など、群れがなにがしかの行動を起こすときにトップとして率先して行動する役割を果たす者を指す。

研究によると、下位の者は上位の者の口元をなめる、行動に喜んで従うなどの親愛の情を示すという。
親愛の情を示す側と示される側は入れ替わることなく一定で、
群れの中でその関係をたどっていくと各々の順位関係が明らかになり、必ず一つのヒエラルキーが現れてくるらしい。
つまり、より多くの親愛の情を示すフォロワーを持つ者、言い換えれば最も人気のある者がリーダーということになる。

一方で、攻撃や威嚇を示す側と示される側は、時や場合などにより随時入れ替わり、
その関係を調査しても一定の順位関係は出てこなかったということだ。
つまり、攻撃や威嚇は、上位・下位を作ることはないらしい。
よって、リーダーは、文字通り「力」で群れのトップに立つということはないということだった。

DSC08915_2015120313090493d.jpg

でも、人気のある者がリーダーだということはわかるのだが、
リーダーとなる犬は、なぜほかの犬に慕われるのか?何をもってして慕われるのか?
ということは、わたしが読んだ記事には載っていなかった。



河原では、犬の順位は、少なくともタイを見ている限り、かなり年功序列に見える。

DSC08917.jpg

            「来たっ きなこねちゃんと、まるこっ」
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         (タイとレイちゃんの迎撃態勢を迎え撃つために、↓団子になって登場するふたり)
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                       「きなこねえちゃーん!おそーいっ」
   「ん?レイちゃんはあたしよりきなこのところ先に行くのね」
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           「ままま、まるこおー」
    「ふふん、タイはあたしのところよね」
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    「わかったわかったタイ、もおー」
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          「まるこっまるこっ」「へいへい」
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「よーし、今日も張り切っていこーっ」

       「まるこっまるこっ」「もおータイ、いいっつうのっ!」
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そして、見ていると、たとえばきなこちゃんは、やっぱり断然人気があるように思える。
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特に追随する傾向があるのは、きなこちゃんに子供の頃よく遊んでもらった子たちだ。
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いちごちゃんなんて、もうきなこちゃんより体も大きいし、立派に小さい子の面倒を見ているのに
きなこちゃんにそこかしこで甘える態度を見せるのがなんともかわいらしい。
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年長者に遊んでもらった記憶というのが、「仰げば尊し我が師の恩~♪」とばかりに、
まるですりこみのように序列を確定させてしまうのか?とも思うが、
やっぱりそれよりも、リーダーたる素質というのは、、
年少の子と遊んであげられるということなのかもしれないという気がする。

体が未発達、だけどエネルギーの強い幼少の子に対して、
辛抱強く、またその子の運動能力、理解能力に合わせて手加減したりしながら相手をするのは、
それなりの能力と器量の大きさも要する。
そういう度量の大きい子が、必然的に人気を集めるリーダーたる素質を持っているということなのではないだろうか。

「あたしだって、リンちゃんに教えてあげたい遊びはいろいろあるんだけどー」
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「でもさ、あの子ちょっと巨大なのよ、あれ絶対反則よー、おかしくない?」
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エリスちゃん↑がいっているとおり、体格、運動能力というのは持って生まれたもので、
個体差が非常に大きい犬にとって、それは気力・知力だけでは乗り越えられない。
だから「度量」には、やはりその犬自身の体格、運動能力も含まれるのではないかと思う。

                    「まるこ、どうする?」
        「うーん、そうねえ」
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タイのように、体格が小さく運動能力も高いといえない犬は、
犬の中にいるとどうしても気圧される場面が多く、フォロワーに徹するしかないんだろう。

                    「ここでゆっくりする?」
        「ん・・・あっ あたし、やっぱ中州行こうかなー」
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                       「ママー、行くよー」
              「じゃ、まるこのママ、行こっ」
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そうすると、犬に慕われるための素質というのは、
やっぱり尊敬されるべきなにがしかの能力があるということなのだろう。


黒柴まめちゃん(男の子・8歳)は、とても穏やかで、攻撃・威嚇行動はおろか吠えることさえほとんどない犬で、
なにか嫌だなと思ったら自分から先回りして回避行動をとってやりすごす。

                    「わーい、みなさーん、まめちゃん、登場しましたよー!」
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タイはまめちゃんに特に遊んでもらったということはないし、もちろん威嚇されたりしたことがあるわけではない。
しかし、タイはまめちゃんのことが大好きで、しょっちゅう口元をべろべろなめているし、
まめちゃんは、タイだけでなく元気いっぱいの他の若雄犬からもよく親愛の情を示されている。

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きっと、まめちゃんには犬に慕われる人格ならぬ犬格が高いところがあるんだろうと思ってしまう。
犬は犬同士、威嚇・威圧行動なしに、そういうことをちゃんと見極めているような気がする。

                   「いちごねえちゃーん」
   「いちごー」
DSC08969 (1)

犬は犬同士、いろいろな要素で相手に一目置く、ということの集積が序列を作るということなのかもしれない。
それは、知力だったり、運動能力だったり、中身はいろいろなんだろう。

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そして、飼い主である人間との関係も、犬にとっては同じ論理なのかもしれない。

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犬に対し、攻撃や威嚇・威圧なしに、尊敬されるような高い能力を見せつける、
実はけっこう難題だなー、なんて思ったりするのだった。






コメント

すばらしい力作

ブログの域を抜けてます!
細かな観察力に脱帽。fbでシェアさせて貰います(^^)/ ヨロシク

Re: すばらしい力作

ありがとうございます(≧▽≦)
こういう観察ができるのも、河原ならではですよね。
犬同士、飼い主同士の信頼関係があるからこそ成り立つ河原コミュニティ、大事にしたいです!


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