タイの日記

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11月24日の記念日に

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ByTaitaimom

昨日11月24日はタイが千葉県の動物愛護センターから無事に出所できた記念日だった。
5年前のこの日、ちばわん預かりボランティアはなこさんをはじめ、
たくさんの人の応援でタイは、再び犬生を歩めるチャンスを得ることとなった。

「なんと、今日はまだ11月なのに水たまりが凍ってますがな」
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今でこそ、千葉県のセンターは保護犬を「譲渡原則」として、
家庭犬への準備として敷地内にドッグランを常設したり、
ボランティアが散歩させる機会を作ったりしているが、
当時はむしろ殺処分原則で、タイも処分前「最終日」の大部屋にうずくまっていたところを、
はなこさんに見いだされて九死に一生を得たのだった。

「きなこねえちゃーん、おはようー」
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わたしはたまたまタイをネットで見つけるまで、保護犬も保護団体の存在もよく知らなかった。
タイを見つけてからうちにくるまでは、飼う決心をつけることから始まって、
多少の紆余曲折があり、3か月くらいかかっているのだが、
その間、愛護センターや保護団体のしくみのことを調べたりしているうちに
たくさんの保護犬たちを見ることになった。
そして、今回タイと縁がなかったとしても、せっかくだから
保護犬と縁を結びたいと思うようになった。

「まるこ、早く来ないかな・・・」
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今思えは、
当時わたしはリーマンショック後の大不況もあって仕事を失っていたので、
たくさんの人の応援を得て救出されている保護犬を選ぶことで、
何か社会的な意味合いを求めたところもあったのではないかとも思う。

「まるこさま、登場!」
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しかし、一方で、保護犬の大部分を占める、色々な顔をした個性あふれる雑種の犬たちに、
実は、結構魅了されてもいたのだ。
彼らは他にないオリジナルティのあるルックスだけでなく、
救出にまつわるそれぞれ固有の物語を持っている。
特に成犬になっていると本人に過去の記憶があることもあり、
どこか哀愁を帯びているような表情がなんとも切なく、
そこがまたどうにも惹きつけられる、というとちょっと不謹慎だろうか。

「あたしはただの雑種じゃないわよ、『カワイイ』雑種なの」
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タイが来てくれたことで、
わたしとしては思ってた以上に近所の犬コミュニティに関わることになり、
この地域が思った以上に保護犬がたくさん飼われていることを知り、
同時にたくさん保護犬および雑種犬とも仲良くなることになった。

「まめ兄も保護犬かっ」
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(保護犬は雑種とは限りません)

    「そうよねー、まめちゃんも実は哀しい過去があるのよねえ」
「まあ、それほどでも・・・」
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そして思うのは、やっぱり雑種はとても魅力的だ。
人間が使役犬として有用なように作り上げた純血種と違って、
あまり性質や気質に特化しているところがなく、
ある意味ナチュラルで平均的な犬らしい犬という感じ。
使役犬として使おうとするならともかく、家庭犬としてならむしろとても飼いやすいのではないかと思う。
一方で、性質や気質が人為的に作られていないので、
あらかじめカテゴライズできず複雑でわかりにくかったりもするので、
その子をよく観察することを求められる、
唯一無二の個性としての楽しさ。

「なぬー、複雑なのがわたしの個性ですけど、なにか?」
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「わたしも、実は犬種不詳です」
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(わりと簡単な観察でハスキーとわかる場合↑)


ただ、雑種はその出生が計画的でないがゆえんに、
人間社会では望まれない存在になりがちであるという事実も厳然としてある。
だから、望まれない存在の殺処分を減らすことを目的に、多くの保護団体は保護犬に不妊手術を施し繁殖に反対する。
望まれない存在をなくすためには、最終的には、繁殖がすべて管理される純血種のみになっていくのがあるべき姿なんだろうか。
実際動物愛護の先進国であるヨーロッパの国々ではそういう状態になってきているのかもしれない。
近所に多く見かける、よく躾けられ管理された大型犬純血種を連れているヨーロッパの人たちを見ているとそんな感じがしなくもない。

「まるこ、ここすげえ情報いっぱいだぜえ」
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雑種犬、
もしかしたら彼らはある意味絶滅に向かって歩いているのかもしれない。
それはあるべき姿なのかどうかわたしにはわからない。

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でも、
そんな大局的なことはさておき、今目の前にはたくさんの里親を探している保護犬、
個性あふれる雑種の犬たちがいる。
彼らが日本において絶滅するのは、多分遠い将来だ。

こんなにかわいい面白い犬たちを理解し愛する人たちがひとりでも増え、
保護犬が一頭でも多く、家族の一員として慈しまれて愛される幸せになってほしいと願う。

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だから、これから犬を飼おうとするみなさん、
こんなにも可愛い面白い雑種犬、家族の一員としてぜひ一考を。
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力を込めておススメします。




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